雨漏りを放置するとどうなるのか?
- サイトトップ
- ≫ 屋根修理・雨漏り修理の知っておきたい基礎知識
- ≫ 雨漏りを放置するとどうなるのか?
このページでは「雨漏りを放置するとどうなるのか?」をご紹介しています。
屋根で最もわかりやすい劣化と言えば「雨漏り」でしょう。
毎日雨漏りしていたら修理を考えると思いますが、「雨量が多い時だけ雨漏りする」といった場合には修理を後回しにしてしまうのではないでしょうか。
では雨漏りを放置しているとどのような影響があるのでしょうか?
このページでは、「雨漏りを放置するとどうなるのか?」をご紹介します。
雨漏りを放置するとどうなるの?
他の部分も劣化してしまう
雨漏りを放置することで起こる最も大きな影響は「他の部分の劣化が早くなる」ということです。
家には多くの木材が使われていますが、木材は雨漏りにより腐ってしまう恐れがあります。
鉄製の素材は濡れることで錆びやすくなります。
そのため、雨漏りを修理してもらうために調査をした時、思いもよらない場所の補修が必要になるケースも多いのです。
他の部分も劣化してしまえば修理費用は高くなり、工事期間も長くなります。
シロアリの巣ができる
家にとって天敵であるシロアリは、木材のセルロースを餌とします。
水分を一緒にとれるのはシロアリにとって好都合なので、濡れた木材があるとその場所に巣を作る可能性が高いです。
建物の強度が弱くなる
シロアリがもたらす大きな影響は、家の強度が弱くなることです。
シロアリは木材の内部を食べて、スカスカにしてしまいます。
そのため、建物自体の耐震強度が落ちてしまうので非常に危険です。
ネズミが棲み着く
シロアリと同様、気を付ける必要があるのがネズミです。
ネズミも湿気のある場所を好むので、雨漏りが原因で巣を作られたという事例が報告されています。
カビが生える
雨漏りによって、見えない部分にカビが発生する恐れがあります。
日常的にカビの匂いを感じる他、カビを餌とするダニが繁殖する可能性もあります。
家の資産価値が下がる
家の価値は、「土地の値段」と「物件の値段」で決まります。
雨漏りの影響で、「物件の値段」が大きく下がってしまう恐れがあります。
住まいの場所や造りによっても変わってくるので一概には言えないのですが、家を買い替えたり引っ越したりする際に大きな影響が出るでしょう。
健康被害が出る可能性がある
ネズミには多くの菌が付着しています。
さらに、噛まれることで発症する感染症もあります。
また、カビの胞子は一度乾燥しても死ぬことはなく、水分を得ると再び活発になるので非常に危険です。
火事になる可能性がある
雨漏りによって配電盤などに水が入ると、漏電し発火する恐れがあります。
また、ネズミは家の中の様々な箇所を噛みますが、コード類を噛んで漏電する場合もあるので注意しましょう。
雨漏り予防には定期的なメンテナンスが必須
雨漏りと言っても、いきなりたくさんの水が漏れてくることはありません。
台風などで大きく損傷するとき以外は、雨漏りは少しずつ症状が進行していきます。
しかし、屋根材に不具合があったりルーフィングが劣化していたとしても、一般の方ではすぐに気づくことはできません。
おおよその人が、天井にシミができてはじめて雨漏りが起こっていることに気づくと思います。
雨漏りは症状が軽い内、つまり天井にシミができる前の屋根材の不具合、もしくはルーフィングの劣化の段階で対処した方が修理費用を抑えることができます。
そのため、雨漏りが起こったりと目に見える不具合が無い段階からでも、定期的なメンテナンスを行うことをお勧めします。