屋根修理の見積もりでチェックすべき内訳のポイントを解説

屋根修理には「屋根葺き替え」「屋根塗装」の二種類があります。

屋根塗装は文字の通り屋根に塗装を行います。
台風などの後に部分的に瓦を補修して、屋根全体は塗装だけ塗り直すといった工法になります。
一方で屋根葺き替えは、既存の屋根を全て取り外し、下地や防水シートに至るまで屋根の全てを作り直す工法になります。

それではそれぞれの工法の注意点を見ていきましょう。

屋根塗装の見積もり項目と注意点

屋根葺き替えの見積もり項目と注意点

屋根修理に必要となる足場は、多くの業者がリリースで借りているものです。
長期間借りれば、それだけ経費は大きくなります。
しかし雨の日に作業を進めるわけにはいきませんし、その期間足場を崩すわけにもいきません。

そのため、「工事期間が伸びたぶん足場代として後から請求されるのではないか」と疑問に感じる方もいらっしゃいますが、見積もりを出して発注してから金額が変更されることは通常はありません。
施工中に新たな損傷が見つかったため足場面積を増やした、というような余程のことがない限り、金額は見積書から変更はされないでしょう。

ですが、悪徳屋根修理業者に工事を依頼した場合は、途中で金額が上乗せされる恐れがあります。
事前に「この金額以上になることはないか」しっかり確認しておきましょう。

また、施工が始まってからは、雨の日に作業をしていないかも確認しましょう。
足場は期間が伸びればお金がかかるため、費用を削減しようと強引に雨の中でも作業する悪徳屋根修理業者もいます。
そうすると屋根塗装の場合は塗料がきちんと塗れず、屋根修理の場合は作業が雑になったりする恐れがあり、修理が終わってもすぐに雨漏りが起こる可能性が出てきます。

電話やメールでの調査・見積もりが無料といったことを売りにしているところもあります。
最初はそういった調査でも良いとは思いますが、実際施工してもらう前にはお金がかかっても現地に来てもらって調査してもらったほうが良いでしょう。

メールや電話の場合は、建物の確認をするのは素人であるあなたになります。
例えば、雨漏りをしているとして、屋根や壁のヒビは確認すると思いますが、それ以外の部分が雨漏りの原因という場合もあります。
屋根に登らないと見ることができない部分の可能性も大いにあります。

専門の屋根修理業者に現地に来てもらい、調査をしてもらってください。
注意する点は、調査する人がきちんとした資格を持っているか、という点です。

「雨漏り診断士」「外装劣化診断士」「屋根診断士」「瓦屋根診断技師」「戸建住宅劣化診断士」のこれらの資格が屋根修理の調査に関連します。
ひとつ、または複数を所有している方に見てもらいましょう。
あまり詳しくない営業マンが調査にくる場合もありますので、きちんと確認する必要があります。